Cross o...ライクな番組
ちょっとエントリーするには遅かったかもしれませんが、私が頻繁に聴いているPodcast「TaraChannel」で新番組が配信開始。
その名も「Close of the Eleven」。実はこの前の日曜日にあった「Tarachannel生放送」で新番組の告知がありました(色々めでたい話も聞かせて頂いて良かったです)名前を見ればわかるように、往年の某国営放送FM番組『クロスオーバー・イレブン』をリスペクトした番組。
『クロスオーバー・イレブン』と言えばナレーターに「石橋蓮司さん」「清水紘治さん」「富山敬さん」「横内正さん」「津嘉山正種さん」という著名俳優を迎えた音楽番組。FM放送を好んで聴いていた高校〜大学生時代、思い出深く、そして慣れ親しんだ番組だったりします(津嘉山正種さんの時代です)。ラジオドラマ、というよりも「朗読」が曲の合間にかかる形式でしたが、パーソナリティーが一方的に曲を紹介する従来のFM番組とは違う「新鮮さ」を覚えたものです。
その意味合いでは、私が一番好きだったKissFM(神戸にあるFM局)が放送していた番組『クラブ・サンドリオン』の源流と言えるかもしれない(こちらはラジオドラマ+Jazzメドレーですが)。両番組とも音楽に関して無知だった私に洋楽の面白さを教えてくれた「教科書」みたいな存在。それほど思い入れが強かったり。
そして、配信されたものを聴いてみましたが、実に「完成度の高い番組(再現度の高いという表現も可能ですが)」に仕上がっていますね。元ネタである『クロスオーバー・イレブン』の女性版が存在するとすれば、このような番組になっていたかもしれません。ナレーションを務めている「コーヌさん」の声も他の番組とは違った魅力を引き出していますね(音楽構成に関しては「ミズノ局長」が見事に雰囲気を表現してます)。
そう言えば番組を拝聴していると、「もうすぐ、時計の針は12時を回ろうとしています...」というセリフを思わず思い出してしまいました。これが胸を何故だか締めつけるセリフです。あの頃を思い出して「キュン」となりますね。気分は就寝前の安堵感に溢れた一時。
非常に洗練された番組。是非聴いて頂きたい。
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