それと、久しぶりの日曜日休日。所属している業界が「人が休む時に忙しい」ので、土日祝日は「休みではない」わけです。珍しいマッチング。土日祝日は当然休業日だった前職ではありえない休日設定ですけどね。
今日は自宅で大人しく...という考えも頭の中にあったけど、「引き籠り」という感覚が苦手な私は外出して大阪市内に。多くの人が普通に味わっている日曜日を堪能致しました。曜日感覚自体が麻痺しているのか、特別な休日という感覚に何度も襲われたけど(駄目だ)
そう言えば、今日は母の日。町中がカーネーションだらけ。ファッション関係のこじゃれた店先には「母の日に...」という定型文がずらり。TVでは某大型スーパーマーケットのCMが流れているし(山口智子さんは好きっす)。「父の日」ってのは日本では定着していないけど(と私は思う)、母の日は強い。母は強し。岸壁の母(意味無)。
ま、そういうわけで私も母の日の準備めいたものを市内でごそごそ。「ありきたりのプレゼント」というのは、浮き草稼業の自分には期待されていないわけだけど、毎年母の日は「それなりの手料理を提供する事」にしている(勘弁してもらっているという説も)。
今年はつい先日までの猛暑から寒気が戻ってきたので、母が「暖かいものが食べたい」と要望。一応、母の要望は聞いておかないとね。日中食べたものとバッティングしても困るのです。
そこで今夜のメニューは鍋物。大阪人的な発想じゃないけど、「うどんすき」が頭の中に浮かんできたのでそれで。
ただ「近所のスーパーで材料を購入して調理して終わり」というのも味気無い。折角の母の日だ。自分なりに材料をこだわって購入することにする。調達する場所は「大阪庶民の台所」...天満商店街。日本橋に少し用事で足を運んでいたので、「黒門市場」に行くチャンスもあったのだが...昼酒が飲みたかったし。
昼酒をいつもの天満酒蔵で済ませてから材料を調達。流石、飲食店関係者も頻繁に出入りしている場所なので、財布に優しい価格設定で「より上質なもの」を購入出来る。ここは日本橋散策で鍛えた情報収集能力を発揮して(基本的に足を使うわけだが)、材料を素早く入手。
そして自宅に戻って調理。普段なら「出汁を適当にとって材料を切って鍋にぶち込んで...」となるけど、購入した材料の一つ一つの下拵えを念入りに。出汁は粉末系ではなくて、うどん用の混合削り節から。
恐らく自分って料理が好きなんだと思う。誰かの為に作る料理つーやつ。女性ならそれなりの容貌があれば、もてるんだろうな(自画自賛)。「旨い」と食べてもらうと最上の幸せを感じるんだよ。実を言えば、中学生時代に料理人というものにも憧れた(薦められた)っけ。商売は下手だと思うけどね。
そんなこんな思いを馳せながら「うどん好き」を完成させてみる。材料費はそれなりにかかったけど。母も喜んでくれたみたい。心地良い疲労感です。
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