第17回江戸堀トラジャル寄席

今日は毎月?恒例になっている地域寄席「江戸堀トラジャル寄席」。大阪市内にある「ホスピタリティ ツーリズム専門学校大阪」で開催されているこの寄席も17回目。毎回というわけには行きませんが、出来るだけ時間があれば足を運ぶようにしております。
元々会場のある「江戸堀」は上方落語の噺家さん達(特に「師匠」クラス)が数多く住んでいた場所であり、そんな地域だからこそ「落語」に対する想いが熱い。それが結集した形で開催されている地域寄席なのです。加えて、中堅落語家(脂の乗っている)の方を中心にした会なので、噺自体が本当に面白い。気になる木戸銭も「嬉しい」金額というのも魅力的ですね。
さて今回の出演者は「桂 雀五郎さん」「笑福亭右喬さん」「岡本弥八さん」「桂 つく枝さん」でした。会場に来場された時にはリラックスしたムードでしたが、いざ本番になると皆様方「熱演」。
特に気になったのは「岡本弥八さん」。名前から連想出来るように「落語」じゃないんです。江戸時代に成立した三味線浄瑠璃の一種「新内節(リンク先はウィキペディア)」の奏者。浄瑠璃と言っても形式張ったものではなく、特に「大阪新町」などの花街で路上演奏されていたもの。題材的には「花街の人間模様を描いた作品が中心になっている」と解説がありましたが、実際演奏を聴いてみると「粋」の一言に尽きます。
演者の「岡本弥八さん」は御年84歳という年齢でしたが、三味線の演奏も然る事ながら見事に花街の「艶(つや)」を再現したような節回しを演じておられました。学生時代に「江戸時代の芸能(浄瑠璃も含めた)」というものを少し齧った事がありましたが、「生の演奏」を拝聴すると違いますね。大げさな表現をすれば「一人オペラ」ですね。歌舞音曲の歴史というものに対してもう少し勉強したくなりました。
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