上洛...というか創業の地。

ウェブブラウズしていると気になる記事が。
はてな本社が京都に移転 「京都を日本のシリコンバレーに」(Itmedia)
「はてなが本社を東京から創業の地・京都に移転する。東京と米国に分散していた開発スタッフを京都に集め、ものづくりの拠点にする。」との事。私も一時期「はてな日記」を利用していたので、身近な話題とも言えますが(今は有料サービスを解約してたり...)驚いたのは「創業の地・京都」という部分。
はっきり言って「知らんかった」。昔々に「はてなは元々関西企業だった」なんて話を耳に挟んでおりましたが、まさか「京都発」の企業だったとは。
ある意味「大英断」とも言える行為。関西圏では「企業の本社機能を関東へ」というニュースが続いていましたから。東の奥座敷でも「東京へ本社機能移転」という企業も多々。そんな流れの中で「創業の地へ戻る」決断は危険な賭けかもしれないけど、関西人にとっては嬉しい事。
そう言えば、IT企業の何社かは「京都発祥」でした。京セラ、島津製作所、任天堂...
記事にあった「京都が日本のシリコンバレーのような場所となり、インターネット産業の流れを変えることができれば」という近藤社長のコメントは「夢」だけでは終わって欲しくないですね。
ここ十数年、関西圏の経済状況は非常に厳しい。私が義務教育を迎えた頃に使っていた教科書には「日本三大工業地帯」の一角として日本経済を牽引していた「京阪神工業地帯」も今は昔。先述した企業移転、地場産業の衰退、行政の企業誘致失敗などの事象が重なって経済不況からまだ脱していない状態。某液晶メーカーの巨大工場が臨海部に建設されるという少し「明るい」ニュースもありますが、前途多難な状況には変わらず。
これだけ「高速通信回線」などのインフラが整備されているのに「肝心な」地域経済が盛り上がらないのは、「歯がゆい」感じがしましたね。「はてな」の決断が関連分野にどのように影響を与えるか、今後の動向が気になります。
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